大切な人 ②

介護日記

新しい施設、見に行ってみた

ケアマネさんから「近くに新しい介護施設ができますよ」と聞いたんは、ほんの世間話みたいなノリやった。

けど、家ボスのことになると私、腰が軽い。真夏のめちゃくちゃ暑い日やったけど、「見学申し込みます!」ゆうて即決。交通手段は自転車。汗だくで坂道漕ぎながら、「これもう介護というより修行やん」と一人でツッコミ入れながら向かった。

着いた瞬間、涼しい空気にホッとしたのも束の間。本当やったら、そこに入居してはる方の年齢層とか、介護度合いとか、匂い(これ地味に大事)とかも確認したいところなんやけど、なんせ新設の施設。まだ誰も住んではらへんから、会えるのは働く人だけ。ここは正直、判断材料としてはちょっと物足りない。せやけど「新しいからこそ」見えてくるもんもある。

部屋は全部で30室。夫婦部屋もあるっていうのが、まずポイント高い。長年連れ添った人と離れずに済むって、地味やけどめちゃくちゃ大きい話やと思う。

モデルルームも見せてもらった。広さは18平米。ベッド置いて、小さいテーブルとソファ置いたら、まあちょうどええくらいのサイズ感。狭すぎず広すぎず、「一人の城」感はちゃんとある。小さいキッチンまで付いてて、「お茶淹れるくらいはできますよ」という配慮も嬉しいところ。

今やったら日当たりのいい部屋が空いてるらしい。これ、地味に重要ポイントやと思う。日当たりって、気力に直結するから。

人・食事・そして妹ボスへの相談

従業員さんは昼間で5人くらい常駐。夜はまだ1人体制やけど、今後人数が揃えば看護師さんが夜勤にも入れる体制を目指してるとのこと。ここはまだ発展途上の施設やから、「これから整っていく部分」として頭に入れとかなあかんとこやね。

食事の器は陶器を使ってはるらしい。「見た目や質感で食欲が出るように」という工夫やそうで、これ地味にセンスええなと思った。介護施設の食事って、どうしても機能重視になりがちやけど、そこに「美味しそうに見える」って要素をちゃんと入れてるのは好印象。

散歩と鍼灸は無料。これはなかなか聞かへん。しかもデイサービスに別で通う必要がなくて、施設内でイベントやレクをいろいろやってくれるらしい。移動の負担がないっていうのは、本人にとっても家族にとってもありがたい話やと思う。

一通り必要な話は聞けた。あとは「どうするか」の判断。

こういうんは、私一人で決めることやない。妹ボスとちゃんと相談して、二人で決めていく話やと思ってる。

暑い夏の日、自転車を漕いで見に行った新しい施設。まだ何も決まってへんけど、選択肢が一つ増えたことは、それだけで少し心強い。

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