妹との情報の扱いのズレ
今日は妹ボスを連れて、結いの苑への申し込みに行ってきた。
事前にメモしていた確認事項は、ちゃんと聞いてきた。
解約の話。
電気や住民票の手続き。
長期入院になった場合の退去の扱い。
そもそも「長期」とは、どれくらいの期間を指すのか。
抜け漏れなく、ひとつずつ確認した。
ところが今日は、どうにも引っかかることがあった。
あんたに聞いてないんやけど
妹ボスは介護の仕事をしている。
それ自体はええ。
せやけど、職員さんが説明してくれている最中に、横から妹が割り込んでくる。
「それはこういうことやから」
……いや、聞いてるのは私や。
あんたに聞いてないんやけど。
喉まで出かかった。
もちろん、妹なりに「分かっているから教えてあげよう」と思っているんやろう。
でも、私はその施設の職員さんから直接聞きたい。
なぜなら、介護の仕事をしているからといって、すべての施設の仕組みやルールを知っているわけではないからだ。
しかも妹は、転職経験が一度もない。
今の職場も、以前の施設が閉鎖になって新しいところへ移り、まだ数ヶ月。
ずっと同じような環境で働いてきたからこそ、自分の知っていることが「普通」になっているのかもしれない。
妹の口癖は、
「普通は」
である。
でも、その「普通」は、あんたの職場の普通であって、ここの普通とは違うかもしれへん。
私は、どんな時でも必ずケアマネさんや施設の職員さんに直接確認する。
それが私の中でのルールだ。
妹の「知ってる」を鵜呑みにしたことは、一度もない。
そして、上から目線
それに今日は、とにかく上から目線に感じた。
介護の仕事をしているという「専門性」を前に出されると、こっちも反論しにくい。
でも、経験があることと、今回のケースの正解を知っていることは、まったく別の話だと思っている。
介護の専門職としての知識は尊重する。
だからこそ、施設のことは施設の人に聞く。
私はその線引きをしている。
「契約くらいやったら私がしとこか?」
次回は契約の日程を決めることになった。
ところが、妹と私の休みが合わない。
すると妹が言った。
「契約くらいやったら私がしとこか?」
いやいや。
そこ、一番大事なところ。
一番肝心な契約という本番を任せられるわけがない。
むしろ今日一日で、
「これは私がやったほうがええな」
という判断が、はっきりした。
「携帯からやなんて、わかりにくい」
そして妹は、帰りにこんなことも言い出した。
「最近はなんで全部携帯からなんやろ。申し込みも契約も、金融機関の変更も。もうちょっとわかりやすくしたらええのに」
私は言った。
「今の現状についていけるようにせんと、何もでけへんようになるで」
時代はどんどん変わっている。
ほとんどがスマホで完結することが増えた。
もちろん、分かりにくいこともあるだろう。
でも、
「分かりにくいから、誰かが分かりやすくしてくれるまで待つ」
では、これから先、困ることが増えてしまう。
分からないなら、自分で調べる。
聞く。
覚える。
私は、そうしていくしかないと思っている。
決めてきたよ
契約の日は、結局私が決めてきた。
1日。
これから先も、私が主導で進めていく。
妹に任せることが悪いわけではない。
妹には妹の得意分野がある。
でも、今回のことで分かった。
家ボスのことに関しては、
「ここは妹に任せる」
「ここは私がやる」
その境界線を、ちゃんと決めたほうがいい。
今日一日で、その線引きがくっきり見えた気がする。
たぶん、これも家ボスを守るために必要なことなんやと思う。
家族やから全部一緒にやる。
家族やから全部分かり合える。
そんなことは、案外ない。
大切な人を守るためには、
「誰が何をするのか」を決めることも、大切なのかもしれない。

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