ステテコの謎
ある日、自分の部屋に入った瞬間、違和感があった。
床に、見覚えのないものが落ちている。
ベージュのステテコ。
いや、待って。
こんなん持ってない。
どう考えても私のではない。
とりあえず母に聞いてみた。
「これ誰の?」
すると間髪入れず返ってきた。
「私のちゃう」
早い。
否定が早すぎる。
いやでも、他に誰がおるねん。
ステテコは静かにそこにあるのに、
母だけが現実を受け入れない。
しかもその後も、何事もなかったかのように普通に過ごしている。
結局、犯人は分からないまま。
ただ一つ分かっている事は、
うちではベージュのステテコですら、突然現れる。
ちなみにその後、
私はそっと階段にステテコを置いておいた。
翌朝。
消えていた。
誰も何も言わない。
家庭内特別案件は、今日も平常運転です。

コメント